からだの歪みは日常生活にある【心と生活を大切に】

こんにちは。
僕は作業療法士というリハビリの仕事をしています。

暮らしのアイデア、ケアするためのアイテム、
実際に使ってみてよかった物など紹介したくてブログを始めました。

 

健康のためには運動がいい!というのは勿論なのですが、
からだの歪みや機能を、運動だけで治そうとしていませんか?

理学療法士で、オステオパシーの教育を受けたベルギー人の
ストゥルイフ・デニスは

「筋肉がアンバランスになる原因は3つある」
と言っています。

驚いたことに、原因の3つとも運動に直接関係のないことなんです。

 

この記事では「筋肉がアンバランスになる原因3つ」をご紹介します。

読み終えると、生活の仕方を見直すかもしれません。
暮らしから健康を考えてみませんか?

それでは早速内容に行きます。

ゴドリーブ・ストゥルイフ・デニスはなにをした人?

はじめにデニスって誰?って思いますよね。
簡単にご紹介します。

デニスはベルギー人です。女性の理学療法士、オステオパシーの実践者でもありました。

今ではメジャーですが、筋肉連鎖を本来の意味ではじめて語った人と言われています。

デニスは、カバトのPNFの原理(筋肉連鎖の原理)、
メジエールの脊柱の治療法(伸長の原理)を知っていて、
運動が関節面の形と筋肉組織の性質に左右される。ということを研究されていました。

そんな彼女は、心的要素もそれに加えています。

「身体の形状は、その人の心の状態を反映する運動パターンによって決まる」

と考えていたようなんです。

そうして、最初の全体的な筋肉連鎖モデルを誕生させました。

 

筋肉がアンバランスになる原因3つ

彼女によると、筋肉がアンバランスによる原因は次の3つによると言っています。

最大の原因は心である

人間の姿勢、身のこなし、形状はたいていその人の心の状態を映し出している

 

なんとなくわかる気がしますね。

猫背だと自信がないのかな?って思うし、怒られて萎縮しているのに胸を張っている人なんて想像できませんよね。

心の持ちようで姿勢や動きが変わってくる。
からだの形すら変えてしまうことなんですね。

 

2番目の原因は【生活様式】である

仕事での習慣、スポーツ、または運動不足も筋肉に偏った負荷をかけ、筋緊張が不均衡になる

 

生活で何気なくしている動きや、スポーツのクセ、運動不足自体も筋肉のバランスを崩すんですね。

運動するならやり方って大事です。

そして、このブログのコンセプトでもある「ケアするアイテム」は、筋肉の不均衡を少なくすることに役立つはずです。

生活の習慣や動きかたが変わりますから。

 

楽しく生活できる = 心の変化、ストレス軽減
無理なく作業できる = 生活様式の変化

 

筋肉の不均衡を調整するためにも役立つことなんです。

 

3番目は【感情的要因】

この要素は、中枢神経を経て筋膜構造に影響を与えます。

ストレス、怒り、心配ごと、心痛といった感情的要素です。特定の筋肉連鎖のトーン(緊張)を一時的または持続的に変化させることがある。

 

イライラしながら生活する、心配が強いとか…
そういった感情もからだに表れるんですね。

感情の不安定さが長くつづくと、からだのバランスも崩れてしまいます。

 

からだの問題を解決するきっかけとして、生活や心、感情を見直してみることも大事なんです。

 

毎日を変えよう

このブログでは、デニスのいう筋肉のバランスが崩れる要因が、少しでも少なくなるように、日常生活が快適になる記事を紹介しています。

「無理をしすぎてしまう」
「使いにくいものをがんばって使っている」

そして、「できないことが自分のせいだと感じてしまう」

そういったことが少しでもなくなって、
① 心が楽になる
② 生活が楽しくなる
③ イライラしたり怒ることが少なく、感情が安定する

そういった毎日になるように日常生活をサポートしたいと思っています。

 

集合知の力

暮らしのアイデア、ケアするためのアイテムなど、考えられることは記事にしていこうと思っています。
自分の生活でも実践して、ためしていこうと。

でも、ときどき訪問リハビリした患者さんのお宅や、知人が使っているものを見て、『こんなアイデアがあるのか!』と発見することもあります。

1人で考えられること、経験できることには、限りがありそうなんです。

 

そこで『集合知の力』をお借りできないかと。

もしも、「こんな便利なものがあるよ」
「こんなやり方をしたら腰が痛くなくできるよ」などなど、
経験や意見をいただけると幸いです。

自分の経験が巡りめぐって誰かの生活を救うかもしれません。

 

このブログをとおして、介護している方、生活をしている方が、快適に過ごせることを願っています。